冬のソナタ

韓流ドラマと言えば、やはり「冬ソナ」です。日本での韓流ブームの確立に多大な貢献をした作品であり、私が韓流ドラマに嵌まるきっかけを作ったのも他ならぬ「冬のソナタ」でした。美しい音楽と、まるで絵画のような透明感溢れる自然の中でのシーンが印象的な作品です。「初恋の人」という多くの人が心惹かれる普遍的なテーマや、恋が一歩一歩育っていく様子を丁寧に描く手法なども非常に見ごたえがあり、日本での大ヒットに繋がりました。

ストーリー

転校生のチュンサンはどこか影のある少年でした。父親がいないチュンサンは誰にも心を開こうとせず、いつも暗い目をしている彼には同級生たちも近づこうとしません。しかし、同じクラスのユジンだけは違います。ちょっとおせっかいでおてんばなユジンは、チュンサンにも臆することなく話掛けます。そんなユジンにチュンサンも少しずつ心を開くようになり、二人は恋に落ちるのでした。しかし、幸せな日はそう長くは続きませんでした。ある冬の日、デートの約束をしていたにも関わらず、チュンサンは待ち合わせ場所にやってきませんでした。彼は交通事故にあい昏睡状態に陥っていたのです。2ヵ月後に意識を取り戻したとき、彼は全ての記憶をなくしていました。そんなこととは露知らず、チュンサンは事故で死んだのだと思い込んだユジンは、悲しみに暮れるのでした・・・。10年後、インテリアデザイナーとなったユジンは、大手建築会社のオフィスへ打ち合わせに向かいます。新しく代表理事に就任したミニョンに挨拶をするためでした。しかし、オフィスを訪れたユジンは呆然とします。そこにいたミニョンは、死んだはずの恋人・チュンサンに生き写しだったのです。彼女は涙を堪えきれず、その場を立ち去ってしまいます。幼なじみのサンヒョクと婚約しているにも関わらず、ユジンはミニョンに惹かれる心を抑えきれなくなっていきます。一方ミニョンは、いくつかの誤解といさかいを経て彼女の涙の理由を知ります。そしていつしかミニョンもまた、ユジンを愛するようになります。しかしユジンは婚約中の身。彼女はミニョンへの気持ちを残したまま、彼の元を去る決意を固めます。ユジンに捨てられたミニョンは、自分がチュンサンという人物と関わりがあるのではないかと疑い始めます。そんなミニョンに母・ミヒは、10年前に起ったことを話します。自分がチュンサンであることを知ったミニョンでしたが、記憶が戻らない以上ミニョンのままで生きていくことを決意します。辛い思い出のある韓国を離れ、アメリカへと行くことにしたミニョン。しかしそれを引き止めようとやってきたユジンが車道に飛び出し、彼女を庇ったミニョンは2度目の交通事故に遭います。頭を強く打ったミニョンは、昏睡状態に陥ります。ユジンはやっと再会できた初恋の人を、また失うかもしれないという恐怖の中で、彼への愛を再確認するのでした。目を覚ましたミニョンは、チュンサンとしての記憶を取り戻し始めていました。これでやっとチュンサンとして、ユジンと幸せに暮らせると思った矢先、彼を事故の後遺症が襲います。すぐにでも手術しなければ命が危ない状態で、手術をしても視力を失う可能性が高いことを知ったチュンサン。もはや自分にはユジンを幸せにする力はないと悟ったチュンサンは、ユジンをサンヒョクに託し、ニューヨークへと旅立ってしまいます。それから三年後。ユジンはとある雑誌に、見覚えのある建築物が載っているのを見つけます。その特徴のある家は、間違いなくチュンサンの設計した家でした。ユジンはすぐさまその家の場所を調べ、そこへ向かいます。小さな島にあるその家を訪ねると、そこには盲目となったチュンサンの姿がありました。やっとのことで再会を果たした二人。もう離れないと誓うかのように、強く抱きしめあうのでした。

登場人物

カン・チュンサン・・・ペ・ヨンジュン
どこか影のある転校生。ユジン達と同じ放送部に所属している。ピアノで「初めて」という曲を弾くのが得意。
イ・ミニョン・・・ペ・ヨンジュン
アメリカ育ちの新進気鋭の建築デザイナー。明るく社交的な性格。
チョン・ユジン・・・チェ・ジウ
放送部に所属。遅刻魔で、同じく遅刻してきた転校生・チュンサンに惹かれるようになる。優しく純粋な性格。卒業後は同僚とともに建築デザイン会社を設立。
キム・サンヒョク・・・パク・ヨンハ
ユジンの幼なじみ。卒業して10年後、ラジオ局のプロデューサーとなりユジンと婚約。温厚で誠実な性格。
オ・チェリン・・・パク・ソルミ
ユジンらの同級生で、卒業後はブティックのオーナーになる。美貌が自慢で勝気な性格。
クォン・ヨングク・・・リュ・スンス
ユジンらの高校の同級生。明るい性格で洞察力に優れている。サンヒョクの友人で、獣医師。
コン・ジンスク・・・イ・ヘウン
ユジンらの高校の同級生。ソウルでユジンのアパートに居候し、チェリンのブティックで働いている。ヨングクに片思いしている。
キム・ヒョクス・・・クォン・ヘヒョ
ミニョンが代表理事を務める会社の次長。
イ・ジョンア・・・パク・ヒョンスク
ユジンの務める会社の先輩で、ユジンにとっては頼れるお姉さん的存在。
カン・ミヒ・・・ソン・オクスク
チュンサンの母親。世界的なピアニスト。息子を愛するが故の行動が悲劇を生むことに。
キム・ジヌ・・・チョン・ドンファン
サンヒョクの父親。大学教授。カン・ミヒに片思いしていた過去がある・
パク・チヨン・・・イ・ヒョチュン
サンヒョクの母親。ユジンを気に入らず、最後まで結婚に反対していた。
チョン・ヒョンス・・・ハ・ジェヨン
ユジンの父親。何年か前に亡くなっている。チュンサンの母・ミヒの元婚約者。
イ・ギョンヒ・・・キム・ヘスク
ユジンの母親。
チョン・ヒジン・・・ハ・ジヘ
ユジンの妹。10歳年下の高校生。
ユ・ヨル・・・ユ・ヨル
ラジオのDJでサンヒョクの先輩。本人役として登場。
パク・チョンオ・・・チョン・ウォンジュン
ユジン達の担任教師。

サブタイトル

  • 第1話「出会い」
  • 第2話「はかない恋」
  • 第3話「運命の人」
  • 第4話「忘れえぬ恋」
  • 第5話「罠」
  • 第6話「忘却」
  • 第7話「冬の嵐」
  • 第8話「疑惑」
  • 第9話「揺れる心」
  • 第10話「決断」
  • 第11話「偽り」
  • 第12話「10年前の真実」
  • 第13話「追憶」
  • 第14話「二度目の事故」
  • 第15話「過去への旅路」
  • 第16話「父の影」
  • 第17話「障害」
  • 第18話「運命のいたずら」
  • 第19話「父と子」
  • 最終話「冬の終わり」

感想

冬ソナブームが到来したとき、私は高校生でした。夏休み明けに会った友達が口を揃えて「冬ソナ泣ける!」「冬ソナ最高!」と話していて、カラオケでも韓国で主題歌の「最初から今まで」を歌う相当な嵌まりっぷり。そんなに面白いのかと興味が沸き、レンタルして観たのが韓流ドラマに嵌まるきっかけでした。冬ソナはとにかくヒロインのユジンが可愛く健気で、自然と応援したくなるドラマでした。やっと幸せになれたと思ったら邪魔者が入るという繰り返しにやきもきしたり、あの有名な雪だるまのシーンでキュンとしたりと毎回色々な感情に翻弄されていました。最初は単純な恋愛ドラマだろうと軽い気持ちで見ていたのですが、見始めると複雑な登場人物の関係と、意外とドロドロしているストーリーが昼ドラのようで、すごく楽しめます。やはり韓流ドラマの魁ともいえる作品だけあって、見ごたえがありますね。寒くなるこれからの季節にピッタリのドラマです。