私の名前はキム・サムスン

「私の名前はキム・サムスン」は、韓国のMBCで2005年に放送されたテレビドラマです。インターネット小説が原作となっており、演出はキム・ユンチョル、脚本はキム・ドウが担当しました。韓国では最終回の視聴率が50.5%を記録した大ヒットドラマで、日本でも放送されて話題となりました。

あらすじ

少し太めの独身パティシエのキム・サムスンはフランス留学経験を持つ30歳。3年間付き合っていた彼氏ミン・ヒョヌに浮気されてクリスマスイブにフラれ、勤め先もクビになってしまいます。結婚相談所では冷たくあしらわれ、面接にいったホテルでは不採用になる散々な始末。失恋と失業のショックで泣きじゃくるサムスンの前に、生意気な青年ヒョン・ジノンが現れます。彼はホテルの御曹司で、自身もフレンチレストランを経営する実業家でした。ジノンは涙に暮れるサムスンを「おばさん」呼ばわりしますが、ひょんなことからサムスンの作ったケーキを食べ、評価は一転。ジノンはサムスンを自らが経営するレストラン「ボナ・ペティ」に強引にスカウトします。サムスンは傍若無人なジノンに反感を持ちますが、仕事欲しさに彼のレストランで働くことを決意します。こうして「ボナ・ペティ」で働き始めたサムスンでしたが、やはりジノンとはそりが合いません。そんな時、サムスンの亡くなった父が借金の保証人になっていたことが発覚し、自宅が抵当に入れられる危機に遭遇します。それを知ったジノンは、サムスンに5千万ウォンを貸すから代わりに恋人のフリをして欲しいと頼みます。ジノンは母親の勧めるお見合いにうんざりしていたのでした。こうして利害関係が一致した二人は、犬猿の仲でありながら契約恋愛をすることになり・・・。

登場人物

キム・サムスン・・・キム・ソナ
パリに留学経験のあるパティシエ。幸せな結婚に憧れるちょっぴり太めの30歳。精米店の三女に生まれ、サムスン(三珣)という平凡な名前を嫌っている。
ヒョン・ジノン・・・ヒョンビン
ヘストラン「ボナ・ペティ」の社長。兄を交通事故で亡くした過去があり、心に深い傷を持っている。
ユ・ヒジン・・・チョン・リョウォン
ジノンの元彼女。両親ともに医者で、自身も医学部に通っている。アメリカから帰国したばかり。
ヘンリー・キム・・・ダニエル・ヘニー
ヒジンのアメリカでの主治医。ヒジンに思いを寄せていて、休暇を取ってまで韓国を訪れた。
ミン・ヒョヌ・・・イ・ギュハン
サムスンの元彼で、建築設計士。
チャン・チェリ・・・イ・ユンミ
サムスンの幼なじみの後輩。実家が裕福な実業家で、ヒョヌをサムスンから奪い、婚約する。
ナ・ヒョンスク・・・ナ・ムニ
ヒョン・ジノンの母で、ソウルで有名な5つ星ホテルの経営者。
ヒョン・ミジュ・・・ソ・ジヒ
ジノンの亡くなった兄の娘。
ユン・ヒョンスク・・・ユン・イェヒ
ナ・ヒョンスクの秘書。
パク・ボンスク・・・キム・ジャオク
イヨンとサムスンの母。
チャン・ヨンジャ・・・キム・ヒョンジョン
「ボナ・ペティ」のキャプテン。
イ・イネ・・・ハン・ヨウン
「ボナ・ペティ」のパティシエ見習い。
キム・イヨン・・・イ・アヒョン
サムスンの2番目の姉。エリート・サラリーマンとお見合い結婚したが、突然離婚した。
イ・ヒョンム料理長・・・クォン・ヘヒョ
「ボナ・ペティ」の料理長。世界各国の一流ホテルで15年間修行した実績の持ち主。
オ支配人・・・ヨ・ウンゲ
「ボナ・ペティ」の総支配人。元教師。

サブタイトル

  • 第1話「人生は箱いっぱいのボンボン・ショコラ」
  • 第2話「僕たち付き合ってみませんか?」
  • 第3話「恋愛契約書の書き方教えてください!」
  • 第4話「オーバー・ザ・レインボー」
  • 第5話「恋はもともと子どもじみたものです」
  • 第6話「キスのカロリー 愛のカロリー」
  • 第7話「マドレーヌ 失われたときを求めて」
  • 第8話「お父さん 私の恋はどうしてうまくいかないの」
  • 第9話「あなたは私があげた心をおもちゃのように・・・」
  • 第10話「私の名前はキム・ヒジン」
  • 第11話「2度目のキス 今度こそ本物?」
  • 第12話「だから何?私はまだ30歳よ!」
  • 第13話「彼女と別れる方法・・・」
  • 第14話「恋愛術の基本」
  • 第15話「恋愛術の定石」
  • 第16話「恋せよ 傷ついたことがないように」

感想

主人公が「ちょっと太めの30歳」という設定に惹かれて見始めたこのドラマ。サムスンの失敗続きの人生に色々と共感する部分が多く、夢中になって観てしまいました。平凡な人生を送る私にも、ジノンのようなカッコいい彼が出来るかもしれないなーと淡い夢を抱かせてくれる良いドラマでした。サムスンの赤裸々な発言やドジな行動に、時に笑えて時にホロっとしたりして、非常に楽しく観ることが出来ます。韓国ドラマらしくない軽快なセリフや30代のリアルな悩みや本音が次々に出てくる様はまるでアメリカのドラマを見ているかのようです。ブスで駄目なヒロインと言えば「ブリジット・ジョーンズの日記」を思い出しますが、ブリジットを演じたレニー・ゼルウィガーが体重を13kg増やして撮影に挑んだのと同様に、サムスンを演じたキム・ソナもこのドラマの撮影のために体重を10kg増やして挑んだのだそうです。こういうエピソードを聞くと、女優さんってつくづく大変な職業だなと思わされますね。